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子どもの教育費は実際いくら必要?親が知るべき「3つの数字」

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子どもの教育費は実際いくら必要?親が知るべき「3つの数字」

子どもの教育費は実際いくら必要?親が知るべき「3つの数字」

2026/05/03

子どもの教育費はいくら必要か、文部科学省・日本政策金融公庫のデータをもとに解説します。幼稚園から大学まで総額1,000万〜2,500万円。今すぐ知るべき判断軸を判断軸FPが伝えます。

「教育費ってどのくらい貯めればいいの?」

この質問、子どもが生まれた瞬間から頭をよぎる。

「とりあえず学資保険入っとこうか」
「毎月いくら積み立てればいいんだろう」

でも、ふわっとしたまま10年経っている。
気づいたら、受験料が飛んでいく。

今日はハッキリ言います。
知るべき数字はたった3つだけです。

教育費の「全体像」を先に知る

公立ルートと私立ルートで1,000万円以上の差がある

まず現実を直視してほしいと思います。

【幼稚園〜大学まで、全公立の場合】
総額:約1,000万円(文部科学省「子どもの学習費調査」2023年より)

【幼稚園〜大学まで、全私立の場合】
総額:約2,500万円

この差1,500万円

「うちはそこまで私立にこだわらない」と言えるうちはまだいいです。
でも子どもが「行きたい学校」を選ぶようになったとき、
親の財力が選択肢を狭めていないか。

そこが問題の本質です。

知るべき「3つの数字」

① 大学4年間で最大300万円/年かかる

私立大学(文系)の学費:年間約100〜120万円
私立大学(理系)の学費:年間約150〜200万円
私立医学部:年間400〜600万円(別次元)

加えて一人暮らしなら生活費が月7〜10万円プラスになります。
年間で80〜120万円上乗せに。

つまり地方から私立理系に進学して一人暮らしをする場合、
4年間で1,000〜1,300万円かかることもあります。

これが現実です。

② 高校〜大学の「入学費用」は別枠で必要

多くの親が見落とすのがここになります。

日本政策金融公庫の調査(2023年)によると、
大学入学時にかかった費用の平均は約96万円

内訳はこんな感じです。
- 受験費用(交通費・宿泊含む):約20万円
- 入学金:約28万円
- 初年度前期の学費:約48万円

この96万円は「入学前」に必要になる。

積立をしていても「18歳になったとき」に解約できる形でないと意味がないです。
相談を受けていると学資保険が満期を迎えるタイミングと、実際の出費タイミングがズレている家庭は非常に多いです。

③ 「貯めるべき目標額」は子どもが生まれたときに決める

ざっくりした目安はこちらです。

想定するルート 準備すべき目標額 
大学まで公立中心 500〜700万円
大学だけ私立(文系) 700〜900万円 
大学だけ私立(理系) 900〜1,200万円
中学から私立  1,500万円〜

 

「全部私立」を目指す必要はありません。
でも「最低でも700万円は確保する」という判断軸を持つだけで、
毎月の積立額が逆算できます。

「じゃあいつから、いくら積み立てるの?」

0歳から月2万円積み立てた場合(年利3%で運用):
→ 18年後に約605万円

0歳から月3万円積み立てた場合(年利3%で運用):
→ 18年後に約908万円

これはNISAのつみたて投資枠を使えば、
利益に税金がかかりません。

ポイントはひとつだけです。
早く始めるほど、毎月の負担が軽くなる。

「子どもが5歳になってから考えよう」は、
毎月の積立額を1.5倍以上にしてしまう判断になってしまいます。

学資保険 vs NISA どっちで貯める?

「学資保険に入っておけば安心」
そう思って加入した親は多いです。

でも今は違います。
学資保険と新NISAはまるで別の乗り物です。

この論争の結論を先に。

10年以上の積立ならNISAの方が有利になる可能性が高い。

理由を数字で見てきます。

学資保険の「本当の姿」

そもそも学資保険は保険と貯蓄が合体した商品です。
親が死んだときに保険金が出る。それは確かな安心です。

ただし、返戻率に注意が必要。

現在の学資保険の返戻率(払い込んだお金が戻る割合)は、
多くの商品で103〜108%程度

月1万円を18年間積み立てた場合:
- 払込総額:216万円
- 受取額:222〜233万円
- 差額(利益):6〜17万円

18年かけて利益が最大17万円になる計算です。

NISAで同じ条件で積み立てた場合

月1万円を18年間、年利4%で運用(全世界株インデックスの長期平均に近い水準):
- 払込総額:216万円
- 運用後の残高:約276万円
- 差額(利益):約60万円

しかもNISAなら、この利益60万円に税金がかかりません。
通常なら約20%(12万円)が税金で消えるところ、まるごと手元に残ります。

比較表

項目
学資保険
NISA(つみたて) 
元本保証
あり
なし(価格変動あり) 
親が死んだとき
保険金が出る
遺産として残る
想定リターン
年0.2〜0.5%程度
年3〜5%(長期平均)
利益への課税
一時所得として課税される場合あり
非課税
途中解約
元本割れのリスクあり
いつでも売却可能
向いている人
絶対に減らしたくない・運用が怖い
10年以上積み立てられる




「どっちにすればいいか」の判断軸

学資保険が向いている人:
- 子どもが今5歳以上で、積立期間が10年を切る
- 投資の値動きで眠れなくなるタイプ
- 親に万が一があったとき、絶対に保障が必要

新NISAが向いている人:
- 子どもが0〜3歳で、積立期間が15年以上ある
- 多少の値動きは許容できる
- 税制優遇を最大限活用したい

どちらか一方じゃなくていい。
学資保険で「最低限の保障と元本確保」をしながら、
NISAで「上乗せ運用」をする組み合わせも現実的な選択になります。

大事なのは「なんとなく入る」ではなく、
「なぜそれを選ぶのか」を自分で説明できること。

それが判断軸です。

「投資が怖い」と言っている場合ではない

正直に言う。

今の低金利で貯金だけをしていても、
物価上昇に負けて実質的な価値は目減りしていきます。

100万円を銀行に10年預けても「ほぼ100万円のまま」。
でも10年後の物価は、今より10〜20%上がっている可能性がある。

「投資は怖い」ではなく「投資しないことのリスク」を知ることが先です。

まとめ:今日から持つべき「判断軸」

  1. 目標額を決める:最低700万円、できれば1,000万円
  2. タイミングを把握する:高3〜大学1年が最大の出費ピーク
  3. 今すぐ始める:1日でも早く積み立てを始めることが最善の判断

ふわっとした不安を持ち続けるより「数字」を見て「判断軸」を持つ方が100倍マシです。

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