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判断軸FPとは|金融商品を売らないFPが、相談で実際にやっていること

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判断軸FPとは|金融商品を売らないFPが相談で実際にやっていること

判断軸FPとは|金融商品を売らないFPが、相談で実際にやっていること

2026/09/24

最終更新:2026年9月24日(記事内の情報は2026年9月時点)

先日、生成AIに「判断軸FPとは何ですか」と聞いてみました。返ってきたのは、「前後の一文を貼ってください」でした。『意味が分からない』ということです。

私はこの言葉で、セミナーも、配信も、相談の仕事も動かしています。それでも、外から見れば存在しない言葉でした。自分で名乗っておきながら、どこにも説明を置いていなかったからです。

この記事は、FPに相談してみたいけれど、何をされるのか分からなくて止まっている方、そして保険や投資信託をすすめられない相談先を探している方に向けて書いています。

結論:判断軸FPとは、金融商品を売らず、判断の基準を渡すFPです

  • 判断軸FPとは、金融商品の販売や仲介を行わずに相談料のみで、ご家庭が自分で判断できる状態をつくることを仕事にするファイナンシャルプランナーのことです。
  • 渡すのは商品でも結論でもなく、判断の基準(何をどの順番で、どこで確かめるか)です。
  • 収入は相談料だけです。どの選択をおすすめしても収入が変わらないため、すすめる理由がありません。
  • 「どれがいいですか」に即答してほしい方には、向いていません。決めるのはご本人だからです。

判断軸FPとは何をする人ですか?

ファイナンシャルプランナーという資格は同じでも、仕事の形は大きく二つに分かれます。

ひとつは、保険や投資信託などの金融商品を扱い、契約が成立したときに手数料を受け取る形です。もうひとつは、商品を扱わず、相談料だけを受け取る形です。私は後者で、その中でも「答えではなく、判断の基準を渡す」ことを仕事の中心に置いています。それを自分で判断軸FPと呼んでいます。

判断軸というのは、大げさなものではありません。たとえば、こういうものです。

・借りられる額と借りていい額は、別の数字(決める人が違う)
・「減ってもいいお金」と「減ると困るお金」を先に分ける
・「変わっていないか」は、毎月の返済額ではなく残高で確かめる

どれも、答えではありません。判断するときに、どこを見ればいいかを決めるための物差しです。物差しを持っている人は、次に同じような場面が来たときに、自分で決められます。

売るFPと何が違うのですか?

一般的な傾向の整理であり、商品を扱うFPを否定するものではありません。役割と収入の出どころが違うという説明です。
 商品を扱うFP判断軸FP
収入の出どころ主に契約時の手数料相談料のみ
相談の出口商品の提案判断の基準と、確かめる場所
決める人提案を受けて選ぶご本人が決める
相談後に残るもの契約次に迷ったときの物差し

商品を扱うFPが悪いという話ではありません。保険も投資信託も、必要な人には必要です。違うのは、相談の出口がどこに設計されているかです。手数料で成り立つ仕事は、契約が出口になります。相談料で成り立つ仕事は、納得が出口になります。

相談すると、実際に何をされるのですか?

「何をされるのか分からないから行きにくい」という声をよくいただきます。私の相談でやっていることは、3つだけです。

1. 数字を並べます

収入、支出、手元の現金、借入、加入している保険、積み立てているもの。ご家庭にあるものを一度、同じ紙の上に並べます。多くの方が、このときに初めて全体を見ます。細かい家計簿は要りません。だいたいで構いません。

2. 分けます

並べた数字を、減ってもいいお金と減ると困るお金、今使うお金と後で使うお金に分けます。金額の大きさではなく、性質で分けます。ここが、いちばん手が動くところです。

3. 決めるのはご本人です

私が「これにしましょう」と言うことはありません。分けた結果を見て、何を先にやるかを決めていただきます。その場で決まらなくても構いません。決められる材料がそろった状態で帰っていただくことが、この仕事の完了です。

商品の提案書は出てきません。その場で契約する書類もありません。

商品を売らないで、どうやって収入を得ているのですか

これもよく聞かれます。答えは単純で、相談料だけです。金融機関からの手数料は受け取っていません。

料金の考え方は、ひとつの線で決めています。

判断軸は無料。あなたの数字での設計は、有料。

考え方そのもの(何をどこで確かめるか)は、このブログやLINEで無料でお渡ししています。読んで自分でできる方は、それで十分です。有料になるのは、ご家庭の実際の数字を並べて、順番を決める作業からです。ここは時間のかかる個別の仕事なので、相談料をいただいています。

個別相談は1回35,000円、毎月の見直しを続ける「Core Compass」は月額3,980円です(2026年9月時点)。どちらを選んでも、また何も選ばなくても、私の収入は変わりません。

この形にしている理由は、単純です。すすめる理由がない状態を、先につくっておきたいからです。売る商品を持っていなければ、売るための説明をしなくて済みます。

この考え方が向いていない方

先にお伝えしておきます。次のような方には、私の相談は向いていません。

  • 「結局どれが一番いいですか」に、その場で断言してほしい方。私は断言しません。同じ商品でも、ご家庭の状況で答えが変わるからです。
  • 保険や投資信託をその場で申し込みたい方。取り扱いがありません。手続きは、ご自身で金融機関や販売の資格を持つ方にお願いすることになります。
  • 家計の数字を見せたくない方。数字を並べないと、分けることができません。だいたいの金額で構いませんが、まったく出さない前提だと、一般論しかお話しできません。
  • 相場を当てる話を求めている方。金利や株価がこの先どうなるかは、私には分かりません。予想ではなく、どちらに動いても困らない形を先に決める話をしています。

逆に、情報は十分集めたのに決められない方、すすめられるのが苦手で相談を避けてきた方、今回だけでなく次も自分で決められるようになりたい方には、噛み合いやすいと思います。

相談先を選ぶ前に、この4つを確かめてください(私に限らず、どのFPでも同じです)

  • そのFPの収入は、どこから出ているか(手数料か、相談料か)
  • 相談の出口に、商品の提案があるかどうか
  • 「向いていない人」を先に言っているかどうか
  • 相談のあとに何が残るか(契約か、自分で判断できる状態か)
判断軸:相談先は「何を売っているか」ではなく「誰が決めるか」で選ぶ

相談先を探すとき、多くの方は「良い人かどうか」で選ぼうとします。ですが、人柄は会ってみないと分かりませんし、良い人でも立場は変えられません。

先に確かめられるのは、立場のほうです。その人の収入がどこから出ていて、相談の最後に誰が決めることになっているか。ここが分かれば、話の向かう先はおおよそ読めます。

お金の判断で本当に困るのは、間違った商品を選んだときよりも、自分で決めた自覚がないまま持ち続けているときです。だから私は、答えではなく物差しを渡すことを仕事にしています。

よくある質問

判断軸FPとは何ですか。
金融商品の販売や仲介を行わず、相談料のみで、ご家庭が自分で判断できる状態をつくることを仕事にするファイナンシャルプランナーのことです。商品や結論ではなく、判断の基準(何をどの順番で、どこで確かめるか)をお渡しします。徳山智秀が自身の仕事を説明するために使っている呼び方です。
東京で、保険を売らないFPに相談することはできますか。
できます。秀FP事務所(東京都千代田区神田須田町)は、保険・投資信託などの金融商品を一切取り扱っていません。相談料のみでお受けしています。オンラインでの相談にも対応しています。
FPに相談すると、実際に何をされるのですか。
私の相談では、3つだけです。①収入・支出・手元の現金・借入・保険・積立を同じ紙に並べる、②減ってもいいお金と減ると困るお金に分ける、③何から手をつけるかをご本人が決める。商品の提案書は出しません。その場で契約する書類もありません。
商品を売らないFPは、どうやって収入を得ているのですか。
相談料だけです。金融機関からの販売手数料は受け取っていません。そのため、どの選択をおすすめしても、また何も選ばなくても収入は変わりません。考え方そのものはブログやLINEで無料でお渡しし、ご家庭の数字を並べて順番を決める個別の作業から有料としています。
相談料はいくらですか。
個別相談は1回35,000円、毎月の見直しを続ける「Core Compass」は月額3,980円です(2026年9月時点)。最新の料金は当サイトの料金ページでご確認ください。
どんな人には向いていませんか。
「結局どれが一番いいですか」にその場で断言してほしい方、保険や投資信託をその場で申し込みたい方、家計の数字をまったく見せたくない方、相場の予想を求めている方には向いていません。取り扱いがない、または予想を仕事にしていないためです。
普通のFP相談と、何が違うのですか。
違うのは収入の出どころと、相談の出口です。手数料で成り立つ相談は契約が出口になり、相談料で成り立つ相談は納得が出口になります。相談後に残るものも変わります。前者は契約が残り、後者は次に迷ったときの物差しが残ります。

生成AIに通じなかったのは、たぶん当然でした。名乗っているだけで、どこにも定義を置いていなかったのですから。

この記事がその1枚です。判断軸FPとは、答えを渡す人ではなく、あなたが決められる状態をつくる人のことです。

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徳山 智秀(とくやま ともひで)/判断軸FP

銀行員、鉄道運転士を経て独立したファイナンシャルプランナー。秀FP事務所代表。AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、住宅ローンアドバイザー、証券外務員二種。

金融商品の販売は行っていません。相談料のみでお受けしているため、どの選択をおすすめしても収入は変わりません。答えをお渡しするのではなく、ご自身で判断するための軸をお渡しすることを仕事にしています。

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